悪性リンパ腫の治療方法

放射線治療

 

では、どのような状態の場合、放射線治療が効果的なのでしょうか?これは、悪性リンパ腫の中でも、リンパ節の腫れが1箇所であるケースや、化学療法をした後、最後に残った部分があるケースは、放射線治療をします。
放射線を当てるということは、被爆するということですから、場所によって当てる容量は決まっていて、それをオーバーすることは出来ません。
放射線治療は、患部に正しく当てることが出来ます。
ですが、化学反応を起こさせると言うことは、体内に炎症が起こると言うことです。
ですから、副作用は、治療部位や、時に全身に及びます。

 

さて、悪性リンパ腫の治療方法で、造血幹細胞移植と言うものがあります。
これは、自家造血幹細胞移植、または、自家抹消血幹細胞移植です。
では、どのような移植なのでしょうか?
自分の幹細胞や、抹消血を採取してから、ろ過します。
そして、ガン細胞を取り除き、キレイにして、再投入することです。
ガン細胞を取り除いたと言っても、これは100パーセントなくなったという保障はありません。
この移植は、事前に超大量化学療法、また、全身放射線などによって、骨髄を空にしておく必要があります。
この事前処置ですが、おわかりのようにとても厳しい処置です。
骨髄を空にするということは、骨髄の機能が一時的にストップすることですし、また、手術後、その機能が完全に戻らないケースもあります。
ですから、体に大きな負担もかかる治療法ですよね。